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私たちの取り組み、
“Good Company”を目指して

People
2016/10/24 up

Vol.5
安心して暮らせる“終の住処”を提供したい。

東京海上日動ベターライフサービス株式会社
ヒュッテ荏田南
平良 瑠佳 Ruka Taira

老人ホームで、お一人おひとりに寄り添う。
介護が必要になってもずっと安心して暮らしていただくために。

2016年7月、東京海上ベターライフサービス株式会社と東京海上日動サミュエル株式会社が合併し、東京海上日動ベターライフサービス株式会社が誕生しました。新会社が展開する介護付有料老人ホーム「ヒュッテ荏田南」で、支配人代行およびケアマネージャーとして活躍する平良瑠佳。彼女は今、どんな思いで仕事に携わっているのでしょうか。

24時間365日、
入居者を支え続ける仕事

「あなたにしかできないから」とケアマネージャーへの打診をいただいた時、責任の重さに躊躇する気持ちはありました。でも、周囲の後押しもあって、自分にできるなら挑戦してみようとお受けしました。老人ホームの仕事は途切れることなく入居者を支え続けるものですから、チームワークが大切。しっかりコミュニケーションを取って、全員が同じ方向を向いていることが重要です。入居者お一人おひとりのニーズを捉えた上でケアプランを作成し、随時見直しを図るのはケアマネージャーの仕事です。例えば、お一人でトイレに行けるようになるという目標を立てた場合、私たちが取り組むのは「トイレの場所を認識していただく」ことや「トイレの動作ができる身体機能の維持向上」など。また、飲み込みが悪くなった、つまずきやすくなったなど状態が変われば、即座にカンファレンスを行い、常に状態にあったサービスが提供されるようケアプランを見直し、スタッフへ伝達します。

ご家族への配慮、
そして入居者に“終(つい)の住処”だと思ってもらうために

老人ホームでの仕事は、入居者だけでなく、ご家族の思いにも寄り添う必要があります。入社間もない頃、容態が悪い方が入居された際、ご家族に持ち前の笑顔でご挨拶をしたところ、「こんな状況なのに何で笑っているのか」とご指摘を受けました。自分の武器は笑顔だと思っていたためショックでしたが、ただ笑顔で居続けるだけではなく、ご家族への配慮が必要だと気づきました。その日からは、入居の際に提出していただくご本人の歴史が書かれた「自分史」を読み込み、なぜ今入居されるのか、ご家族はどんな思いでそれを決めたのか、しっかり理解しておくことを心掛けるようにしています。
また、認知症を患った方が入居された時のこと。最初は落ち着きがなく、日にちも分からないほど混乱されていました。私たちはご本人としっかり向き合いながら、親戚の方々とも密にコミュニケーションを取り続けました。長い月日が掛かりましたが、今では「ここは本当の家、最期の場所だと思っている。迷惑を掛けるけどよろしくね。あなたたちしか頼れる人がいないから」と言ってもらえるように。ここまでの関係を築くことは、正直容易なことではありませんでした。しかし、私たちを信頼してくださり、ご本人は認知症を患いながらも環境に慣れようと精一杯努力してくださったことは涙が出るほどうれしく、とてもやりがいを感じる瞬間です。

プロとしての自覚を持って、
常に最良を求めて学び続ける

ケアプランは、名前を隠しても誰のものかわかるぐらい、お一人おひとり具体的に作成します。より良いプランを生むために、当社のケアマネージャー同士で情報共有に努めるのはもちろん、外部の研修や、他の施設に勤務されている方とのグループワークに参加して、介護業界全体の動向も学ぶようにしています。他の方が作成したプランから得るヒントは大きく、その結果ケアプランが良くなったとお褒めの言葉を貰うことも。少しの変化に気づいてくださる方がいることは、励みになります。ケアスタッフをはじめ、看護スタッフ、医師など、介護の現場に関わるすべての人がプロとして意見を出し合える、そんな環境の中で働き続けたい。だから、自分もプロとしての自覚を持って日々研鑚していきます。そしていつか、在宅介護のケアマネージャーにも挑戦したいと思っています。

安心感や品質を永続的に
保持していく努力が“Good Company”

会社の合併で、在宅介護サービスの拠点となる「みずたま介護ステーション」、そして「ヒルデモア/ヒュッテ」という老人ホームが揃いました。支援が必要となったとき、地域に信頼できる介護事業所がある、さらに在宅介護では難しくなっても安心して暮らせる老人ホームがある。多くの方にそう思っていただけるように、安心感と高い品質を永続的に保つ努力を続ける会社、そのブランドが“Good Company”だと思います。そして、グループ間だけではなく、地域との強いつながりを持ち、お客様から支持される“Good Company”であり続けたいです。