イノベーティブなソリューションの提供
イノベーティブなソリューションの提供への取り組み
事故や災害の際の「保険金支払い」にとどまらず、事故の未然防止や被害の最小化、早期復旧、再発防止につながる商品・サービスをお客様に提供するため、デジタルやデータも活用し、保険事業とソリューション事業(防災減災・モビリティ・脱炭素など)の双方で価値提供領域を拡大します。また、デジタルイノベーションの進展に伴う新たなリスク(サイバーリスク等)への対策を行うことで、企業の成長や経済の発展を支援していきたいと考えています。
関連するSDGs目標
重点領域の進捗状況
領域 | 市場規模 | 設立した新会社 |
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防災減災 | 1.5兆円 | 東京海上レジリエンス |
モビリティ | 1兆円 | 東京海上スマートモビリティ |
脱炭素 | 1兆円 | 準備会社 |
ヘルスケア | 1.7兆円 |
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※詳細はサステナビリティレポート(P.19)をご参照ください。
取り組み事例
ソリューション事業の拡大~新会社設立~
現在の中期経営計画(2024年~2026年)で当社グループは保険ビジネスだけではなく、複数のソリューションの領域で事業化を進め、収益の柱へと成長させることをめざします。そのために防災減災、モビリティ、脱炭素、ヘルスケアの各領域において新会社を設立し具体的なソリューションの開発を加速させています。
防災減災領域
2023年に防災・減災事業を営む東京海上レジリエンス株式会社を設立しました。東京海上レジリエンスでは、「防災・減災総合ソリューション事業」の実現に向けて、防災・減災バリューチェーン(現状把握・対策実行・避難/退避・復旧/再建)の各領域における価値提供を実現し、災害に負けないレジリエントな社会の構築に貢献していきます。
詳しい内容は以下ニュースリリースにてご覧いただけます。
モビリティ領域
2023年にモビリティソリューション事業を担う東京海上スマートモビリティ株式会社を設立しました。東京海上スマートモビリティは事業者の抱える移動や輸送・物流等に関するリスクやコストの削減、労務環境の改善、あるいは環境問題や自動運転への対応力強化等に向けた先進的な「モビリティに関する社会課題へのソリューション」の提供を通じて、お客様の成長と事業の効率化に貢献していきます。
詳しい内容は以下ニュースリリースにてご覧いただけます。
脱炭素領域
2023年に準備会社を設立しました。脱炭素社会の実現に向けて、脱炭素化に課題を抱える国内中小企業に対し、脱炭素経営支援サービスを通じて、脱炭素の入り口から指南・伴走役となり、脱炭素化を推進していきます。今後の取組みとして中小企業に脱炭素コンシェルジュサービス、再生可能エネルギー供給サービスなどをワンストップで展開することを計画しています。
ヘルスケア領域
2023年に準備会社を設立しました。人生100年時代において国民医療の負担増大・労働力人口の減少などの社会問題が深刻化し、健康寿命の延伸が喫緊の課題となる中、ヘルスケア領域をスコープとした事業を展開していきます。今後の取り組みとして(1)未病・予防領域にフォーカスした事業の展開、(2)健康診断を起点とした健康度を改善するエコシステムの構築、(3)蓄積されたデータの活用、により新たな価値を社会に提供していくことを計画しています。