数字で見る東京海上グループ
当社は、国内の損害保険事業・生命保険事業を通じて安定した収益を持続的に創出するとともに、海外では市況に左右されない先進国のスペシャルティ保険の利益や新興国での高い成長を取り込んでいます。
足元の利益構成比は国内外で約半々となっており、グローバルに分散の効いたポートフォリオを実現しています。
業績
順調な事業拡大と利益成長、高い資本効率を実現
- トップライン
(正味収入保険料+生命保険料)6.1兆円 - 修正純利益1兆円
- 修正ROE18.1%
- ※ 2024年度年初予想
- ※ 修正純利益、修正ROEは、保険事業特有の各種準備金やのれんの影響等を控除した当社独自の経営指標
利益構成比
International事業が利益成長を牽引
- ※ 2024年度年初予想ベース
- ※ 政策株式の売却益は含まない
事業展開
日本と世界46の国・地域で広く事業を展開
- 出典:AXCO, IRDAI, IPRB, SUSEP, Swiss Re, FSCA Financial Sector Conduct Authority, S&P Capital IQ, 日本損害保険協会(元受正味保険料)
- ※ 損害保険料の各国内順位
株主価値
マーケットとピアを上回るTSRを実現
※ 2024年3月末時点
- 出典:Bloomberg
- ※ Total Shareholder Return (TSR) :配当再投資後のキャピタルリターン、2014年4月1日の株価を100とした指数
- ※ ピアはAllianz、AXA、Chubb、Zurich
財務基盤
外部評価機関から高い格付を取得
- S&PA+
- Moody’sAa3
- A.M.BestA++
- ※ 東京海上日動の財務格付(2023年9月末)
ESG評価
多くのグローバルなESG評価機関から高い評価を取得
- AA取得
- 7年連続
- 14年連続
- ※2023年9月時点
- ※当社のMSCI指数への組み入れ、およびMSCIのロゴ、商標、サービスマークまたは指数の名称の使用は、MSCIまたはその関係会社による当社への後援、保証、販促には該当しません。MSCI指数はMSCIの独占的財産です。MSCI並びにMSCI指数の名称およびロゴはMSCIまたはその関係会社の商標またはサービスマークです。
(参考)市場環境
世界最大の米国市場における利益成長と、世界第3位(損保は第4位、生保は第3位)の日本市場における安定成長がカギ
2020年の保険市場は$6,287bnであり、生損保共に米国が第1位となります。
日本は、中国に次ぐ第3位で、損害保険市場では第4位、生命保険市場では第3位となります。
世界の生命保険・損害保険元受収入保険料上位10ヵ国:2020年
順位 | 国名 | 生命保険料 | 損害保険料 | 合計保険料 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 対前年増率(%) | 世界合計に占める割合(%) | ||||
1 | 米国 | 632,687 | 1,897,883 | 2,530,570 | 1.8 | 40.25 |
2 | 中国 | 347,545 | 308,330 | 655,874 | 6.2 | 10.43 |
3 | 日本 | 294,497 | 120,308 | 414,805 | -3.0 | 6.60 |
4 | イギリス | 238,890 | 99,430 | 338,321 | -7.0 | 5.38 |
5 | ドイツ | 106,571 | 151,995 | 258,566 | 3.8 | 4.11 |
6 | フランス | 136,611 | 94,736 | 231,347 | -11.2 | 3.68 |
7 | 韓国 | 106,143 | 87,565 | 193,709 | 8.2 | 3.08 |
8 | イタリア | 118,612 | 43,361 | 161,973 | -4.0 | 2.58 |
9 | カナダ | 58,234 | 85,234 | 143,468 | 6.4 | 2.28 |
10 | 台湾 | 91,155 | 22,150 | 113,304 | -3.8 | 1.80 |
2020年の生損保合計保険料と1960-2017年の普及率(保険料の対GDP比)
地域保険料(シェア)
- ※ 円の大きさは保険料のイメージ
先進欧州・中東・アフリカ(EMEA)
新興EMEA
新興アジア
先進アジア太平洋
北米
中南米
- 出典:Swiss Re社、sigma、2021年第3号、2018年第3号
先進国での着実な成長に加え、成長著しい新興市場の取り込みがカギ
損害保険料について、先進国では経済成長に連動して成長しますが、保険の普及率が低く、人口が増加傾向にある新興市場では経済成長を上回る成長をしています。なお、生命保険料の伸びは金利や規制、税制などの影響を大きく受けるため、必ずしも経済成長には連動しません。
損害保険料および生命保険料の伸びと実質GDPの伸び(7年移動平均)
先進国
新興市場
- 出典:Swiss Re社、sigma、2018年第3号