東京海上グループは、「お客様の信頼をあらゆる活動の原点におく」という経営理念に基づき、世界のお客様に“あんしん”をお届けし、成長し続けるグローバル保険グループとなることを目指しています。ここでは、2018年度からスタートした中期経営計画「To Be a Good Company 2020」の概要をご紹介します。

2018年5月25日
新中期経営計画「To Be a Good Company 2020」IR説明会
2020年度ターゲットについては、2018年5月25日の新中期経営計画IR説明会資料をご覧ください。
中期経営計画「To Be a Good Company 2020」
将来のグループ像
社会構造の変化、自然災害の大規模化、テクノロジーの進展など、保険業界を取り巻く事業環境は急速に変化していますが、グループの強みに更に磨きをかけ、こうした環境変化を確実にチャンスに繋げていきます。
将来のグループ像として、当社独自の「グローバル経営基盤」をベースに、「最適なポートフォリオ」、「強力なグループシナジー」、「Leanな経営態勢」という競争上の優位性を構築することにより、安定した二桁ROEと高水準の株主還元を実現していきます。

中期経営計画における重点課題
中期経営計画はグループが目指す「4つの姿」を実現するための極めて重要なステップとなります。
将来に向けた構造改革を進め、持続的な成長を実現していくために、①ポートフォリオの更なる分散、②事業構造改革、③グループ一体経営の強化、の3つの重点課題に取り組んでいきます。

中期経営計画において目指すターゲット
中期経営計画においても、前中期経営計画と同様、持続的な利益成長、資本効率の向上、株主リターンの充実の3つを軸に、企業価値を向上させていきます。
3つの重点課題に取り組むことで、修正純利益は2017年度対比で年平均3~7%の成長、修正ROEは10%以上を目指していきます。株主リターンについては、利益成長に応じて配当総額を持続的に高めるとともに、将来のグループ像に向けて段階的に配当性向を引き上げていきます。

- *1:2018年3月末の市場環境(ドル円レート106.24、日経平均株価21,454円)をベース
- *2:2017年度実績(補正ベース*3)3,720億円を基準としたCAGR
- *3: 修正純利益:自然災害に係る発生保険金を平年並みに補正し、為替変動による影響および米国税制改革による一時的な影響を控除
修正純資産:市場環境(為替・株価)を2018年3月末と同水準に補正
リスクベース経営(ERM)
当社グループでは、中期経営計画を推進していくための経営基盤として、「リスクベース経営(ERM)」に取り組んでいます。
具体的には、事業構造改革やグループシナジーの取組みにより、「持続的利益成長」を実現するとともに、それによって生み出された利益・資本を、健全性を維持しつつ更なるポートフォリオの分散や株主還元の充実といった「資本の有効活用」に振り向け、それがさらに次の成長につながることを目指しています。
