東京海上グループでグローバルなキャリアを築く:ある卒業生2人の進路
- 社員・カルチャー
東京海上グループでは、創業以来「人」を最も重要な資産と考えています。私たちはパーパスの実現に向けて「人」の力を成長の原動力とし、すべてのステークホルダーに価値を提供することを目指しています。また国境や文化、専門分野を越えて次世代リーダーを育成することは私たちの使命でもあり、ビジョンの一部でもあります。
高度な専門スキルを持つ次世代リーダーの育成を目指し、Management Associate Program(MAP)を開始しました。MAPはグローバル人材を育成するエントリーレベルのリーダーシッププログラムで、参加者は2年間にわたる、個別設計された厳格で成果重視のローテーションを通じて専門性を磨き、自身の東京海上グループ内でのキャリアパスを模索します。MAPには、アクチュアリー、内部監査、ITセキュリティ、インターナショナルビジネスの4つの専門トラックがあり、東京海上ホールディングス(TMHD)とTokio Marine North America Services(TMNAS)が共同運営しています。
優秀な人材を採用するために、世界トップクラスの大学で積極的に採用活動を行っています。2024~2026年のクラスでは、コロンビア大学のActuarial Sciences 修士プログラムで採用活動を展開しました。TMHDおよびTMNASの人事部と、TMHDのChief International ActuaryであるDan Thomasが複数回キャンパスを訪れ、MAPの説明会を実施しました。
その結果、同大学で優秀な学生2名を採用することができました。ここでは、2024~2026年のMAPアクチュアリートラックのメンバーとして加わった、2名の卒業生をご紹介します。
Columbia University Class of 2024

Columbia University Class of 2024

Zihao Zhao
「最初のローテーションでは、東京海上の皆さんの親切さと温かさのおかげで、すぐに職場に馴染むことができました。温かく迎え入れていただき、強い帰属意識を感じています。」
中国本土出身のZihaoは、異文化交流に対して常に強い関心を持っていました。オーストラリアで保険数理学を学び、その後コロンビア大学で修士号を取得した彼にとって、グローバルな保険グループに加わることは理想的な選択でした。
キャリアビジョンと東京海上グループへの貢献
彼の目標にはお客様や地域社会への貢献も含まれており、「私は『お客様や社会の“いざ”をお守りする』という東京海上のパーパスに共感しており、サステナビリティ経営や企業の社会的責任に焦点を当てた取り組みに参画することを楽しみにしています。」と話しています。

東京海上グループでの成長・能力開発
Zihaoはコミュニケーションスキルの向上に加え、保険数理学におけるスキル、特に統計モデリングやリスク評価のスキルをさらに高めることを目指しています。またリーダーシップスキルの習得も彼の優先課題の一つです。
「リーダーシップを磨くことに強い意欲を持っています。効果的なリーダーシップには技術的なスキルだけでなく、心の知能指数(エモーショナル・インテリジェンス)や組織のダイナミクスに対する深い理解も欠かせないと考えています。」
グローバルな職場での課題
「主な課題の一つは、多様な働き方や文化的な規範に対応することです。コミュニケーションのスタイル、意思決定のプロセス、問題解決のアプローチが異なる場合、これらを適切に管理しないと誤解や非効率を招くことがあります。」
しかし、Zihaoはこれらの課題に対処するための具体的な戦略を持っています。
「私の経験では、相互尊重と理解の姿勢を持って交流することが重要です。文化が異なっていても、私たちは基本的な人間の価値観や願望を共有していることを意識することで、文化の壁を乗り越えることができます。」

企業文化の重要性
MAPのオンボーディングにおいて、Zihaoは心理的な安全性があってインクルーシブな職場文化の重要性を強調しました。将来の職場環境に関する質問には、次のように答えています。
「東京海上が異文化間の協力や知識共有の機会を豊富に提供し、オープンなコミュニケーション、透明性、そしてチームワークを大切にする文化を体験できることを期待しています。また、継続的な学習とプロフェッショナルな成長を後押しする職場の雰囲気を楽しみにしています。」
Leo Tien
「東京海上に入社してから、MAPを通じて社員の成長を大切にする企業姿勢を強く実感しています。常に学びと成長を奨励されていると感じています。」
台湾出身のLeoは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で学士号を取得後、コロンビア大学で統計学の修士号を取得しました。東京海上グループの一員として、グループベースでのキャリア形成には信頼関係の構築が欠かせないことを深く理解しています。彼はMAPプログラムを通じて、東京海上グループが提供する多様な商品やサービス、そしてそこで働く人々を知るための時間を大切にしています。
キャリアビジョン
Leoの長期的なキャリア目標は、仲間との協働を通じて信頼を得ながら、東京海上グループの持続的な成長に寄与する意思決定ができる、協力的で尊敬されるリーダーになることです。

東京海上グループへの貢献
Leoの数理的および統計的なスキルは、グループに大きな貢献をもたらすでしょう。しかしそれ以上に重要なのは、彼の熱意と関係構築への意欲が、東京海上グループの使命である「お客様や社会の”いざ”を守る」という目的と深く一致していることです。
「私は社会に意味のある影響を与える仕事に貢献することに情熱を持っています。自分の努力を会社の目標に合わせることで、東京海上グループの成長を支えながら、自分のプロフェッショナルなスキルをさらに発展させることにワクワクしています。」
東京海上グループでの将来展望
Leoには明確なビジョンがあります。
「さまざまな仕事のやり方に適応する必要があると考えています。私の経験から、異文化を学び、オープンマインドで学ぶ意欲を持つことが重要だと考えています。」
また東京海上グループの将来のビジョンについて、Leoは言葉だけでなく行動にも強く結びついていると感じています。
「お客様起点のアプローチや、Good Companyであり続けること、そしてDE&Iの取り組みを高く評価しています。これらのコアバリューを日々の仕事に反映させることを意識しています。これらの価値観は、グループ従業員の行動を導き、文化を形作るものだと思っています。」
東京海上グループおよび業界全体にとって、ZihaoやLeoのような優秀な人材を惹きつけ、育成し、活躍し続けることができる環境を提供し続けることは非常に重要です。東京海上グループは、不確実で不透明な時代においても、「お客様や社会の“いざ”をお守りする」というパーパスの実現に向けて、「人」の力を最大化していきます。そして、お客様や社会が踏み出そうとする“次の一歩の力になる”ことで、当社自身も歩みを止めることなく、成長の旅を続けていきます。