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私たちの取り組み、
“Good Company”を目指して

People
2017/10/23 up

Vol.8
「高い専門性」「誠実であること」こだわりがなければこの仕事は務まらない。

東京海上日動調査サービス株式会社
中国事業所
福島 弘輝 Hiroki Fukushima

お客様にいち早く安心をお届けするために。「技術アジャスター」に必要なこと

自動車整備士の資格を持ち、10年前にカーディーラーの板金塗装部門から転職した福島弘輝。現在は技術アジャスターとして、自動車事故による車両損害の確認を担当する。日々どんな姿勢で、この仕事に取り組んでいるのだろう。

自動車の損傷状態から事故状況との整合性を確認し損害査定を行う、専門性の高い仕事

「技術アジャスター」は自動車に関する高い知識のほか、賠償に関する法律の知識や道路交通法など、幅広い分野の知見を活かし、お客様の事故解決に向けたお手伝いをする仕事です。
入社してからは、自動車事故による損傷で修理工場に運ばれた車を実際に立ち会って損害確認をする立会い業務のほか、写真をもとに損傷状態を確認する業務、示談代行などを経験しました。

誠実さがなければ伝わらない。これは私の仕事の原点であり矜持

生涯忘れられない仕事があります。入社3年目の頃、私の指導員が自家用車を運転中に持病を発症して亡くなり、車両はそのまま道路脇の山肌に激突しました。そして、その損害確認を私が任されました。技術アジャスターの業務は、事故車両の損傷状態から、事故状況の確認や発生原因を検証します。当時の私はまだ知識が足りない部分があり、事故車両を見ても即座に明確な判断ができませんでした。その時、とても悔しく、ご家族の気持ちを想像するとあまりにつらくなり、涙が止まりませんでした。先輩からのフォローで検証は無事に終わりましたが、この経験から、事故に遭われた方やそのご家族の気持ちにも真剣に向き合い、伝え方にも配慮することの大切さを、身をもって学びました。
また、仕事へのこだわりはたくさんありますが、「誠実であること」が根底にあります。これはお客様に限らず、相手からの信頼を得られないと、どんな言葉も説得力がありません。「誠実であること」は最大の武器であり、防具にもなり得ると考えています。

東京海上日動の損害サービス部門とのコミュニケーションを深め、よりスムーズな事故解決を目指す

事故の発生から保険金のお支払いまでをよりスムーズにするため、2016年度から、東京海上日動の損害サービス部門との連携窓口も担当しています。それまで、私が勤務する岡山では、フロアが異なり、連携がとりにくい部分がありました。そこで、定期的なミーティングや勉強会を開催することにしました。その結果コミュニケーションが活性化し、双方の仕事についての理解が深まりました。お客様からの事故受付から解決、そして保険金のお支払いまでの一連の流れが、よりスムーズになったと実感しています。

自身の仕事、また会社としても、時代に合わせて変革し続けることが“Good Company”につながる

自動運転技術の進展により、事故の減少に貢献する一方、事故の原因特定が複雑化する懸念も考えられます。私たち技術アジャスターは専門性を高めるべく、新技術の研究や査定力を磨き、高度な専門職であり続けたいと考えます。
社会やお客様にとってかけがえのない企業だと思ってもらえること、そのためには時代の一歩先、社会からの期待のさらに一歩先を見据えて変革し、成長し続けることが重要。それが“Good Company”につながるのだと思っています。