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私たちの取り組み、
“Good Company”を目指して

People
2015/11/6 up

Vol.2
出向先は代理店。同じ立場に立って初めて、わかったこと。

東京海上日動あんしん生命保険株式会社
ライフプロ営業部 あんしん大阪支社
小池 貫太 Kanta Koike

代理店と築く揺るぎない絆。
それこそがお客様を安心へと導くのだと知った。

入社5年目だった小池貫太に訪れた「代理店への出向」という転機。それまでとは異なる立場で働くことに対する戸惑い、次々と立ちはだかる試練に対し、努力し一歩一歩着実に乗り越えていきました。現在はあんしん生命に戻り、乗合代理店の支援業務を行っている小池にとって、出向の経験はどのように活かされているのでしょうか。

あんしん生命からの出向。代理店との意思疎通に苦戦。

3年前の出来事でした。2008年に新卒で入社して以来ずっと働いてきたあんしん生命から、「乗合代理店」と呼ばれる複数の保険会社の商品を取扱う代理店に出向することになったのです。

出向先の代理店は、これまで培ってきた運営ノウハウなどを他の代理店に提供する、業界では珍しいフランチャイズ形式による保険ショップの運営を行っています。複数の保険会社からお客様に適切な商品を提案するための独自システムを開発し、そのシステムを使い様々な企業の悩みを解決していくことで、「保険業界の流通革命」を目指している会社。私は様々な代理店・企業を訪問し、代理店・企業が抱える悩みを共に考え、解決へのお手伝いをさせていただいておりました。

しかしながら、出向当初は代理店・企業の経営者の方からどこか心を開いていただけていないような感覚ばかりが残りました。なぜだろうかと試行錯誤し、半年ほど経ったある日、ようやくその原因に気付いたのです。それは、私が、ずっとあんしん生命で働いていた時と変わらぬ意識で接していて、代理店の立場、さらに言えばお客様の立場に立って考えていなかったことにありました。

今一度見つめ直した「自分の個性」。そこから生まれた「手紙」というアプローチ。

代理店が念頭に置いているのは、いつも顔を合わせているお客様に対して、50年後100年後でも安心をお届けし続けるという意識。しかし私はつい自社のことばかりを考えており、その意識が薄れていたのかもしれません。

間違いに気付いた私は一心不乱に改善策を考え始めました。代理店との信頼関係を今一度しっかりと築いていくためには、まず自分のことを知ってもらうことが大事。自分の良いところは「地道にコツコツできること」であると分析しました。

そうして辿り着いたのが、「手紙」というアプローチ。保険業界のトピックスや自分が最近読んだ本の感想などをまとめた「貫太通信」というメールマガジンを自作し、全国の代理店に毎週お届けすることにしました。1年、2年…と欠かさず送り続けた結果、「おもしろかったよ」「毎週楽しみにしている」などと声を掛けてもらえるようになり、なかなかお会い出来ない全国各地の代理店とも徐々に距離が縮まっていったように思えました。

目指すはもう一歩踏み込んだコミュニケーション。
常にお客様や代理店の立場に立って行動を。

自作のメールマガジンと並行して、保険を必要としているお客様の立場に立って、自社を含めた全ての保険会社の想い、そこに関わる人々、そして商品・制度を理解し、たくさんの保険会社とパートナーシップを結んでいる代理店に対して私が力になれることをより広い視野で考えるようにしました。そして、より多くのお客様に安心をお届けするためにマーケットを知り・適切な情報提供を行い続けることが、代理店の発展にもつながるという考え方に気づいたのです。全国各地に所在する代理店を週末を使って訪れ、探索し、その街のマーケット、そして暮らしている人々の考え方を勉強しました。そうした動きを意識しながら仕事に臨んでいたある日、代理店から「ありがとう」という言葉をいただきました。それは、ずっと代理店経営について話していたことに対する感謝の言葉でした。その瞬間、自分がしてきたことがようやく実を結んだような気がして、とても嬉しかったことを今でも覚えています。

大阪という次なるステージへ。待っていたのは向上心溢れる仲間たち。

そして、今年の4月からは再びあんしん生命で働くことになりました。出向前の勤務地は丸の内だったのですが、今度はライフプロ営業部のあんしん大阪支社に。出向先で培った経験を活かして、代理店の総合的な支援業務を主に行っています。特に、代理店の立場に立って一歩踏み込んだ支援をしていくことが私の使命。あんしん生命の中でも出向経験者は少ないため、私が出向で学んだ「長きにわたってお客様に安心をお届けし続けるという代理店の意識」が共に働くメンバー、そしてお客様のお役に立てればと思っています。

あんしん大阪支社ではメンバー内での勉強会等が盛んで、向上心が高い人ばかり。私も感化されて資格取得を目指すなど、日々勉強しています。皆で切磋琢磨しながら高め合っていける今の環境はとてもありがたいですね。

お客様と交わした遠い日の約束を守るために。
一人ひとりが心に持つべき「誇り」。

入社後7年間の経験を経て、今の私が思うあんしん生命の強みは、社員一人ひとりのポテンシャルがとても高いということ。お客様や代理店のことを常に考え、ご満足いただける品質、商品をお届けするために日々努力し、自分の仕事に誇りを持っているということ。私は仕事に対するそうした姿勢こそが、東京海上グループが掲げる“Good Company”の実現に向けた大切な要素なのだと思っています。そして私も、皆とともに努力していきたいです。

お客様と交わした契約が実際にお役に立てるのは、何年後なのか、何十年後なのか、それは誰にもわからないことです。そんな、何十年も先のことになるかもしれない約束をするのが保険というもの。

これからもお客様との約束を守り続けるため、お客様をともに支える代理店との絆を揺るぎないものにし、ずっと変わらず安心・安全をお届けできるよう努力していきたいと思います。