東京海上グループ社員の「認知症サポーター」が5,000名を達成

2018年9月25日
東京海上ホールディングス株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目2番1号
コード番号 8766

東京海上ホールディングス株式会社(取締役社長 グループCEO 永野 毅、以下「当社」)は、2011年度から東京海上グループ社員の「認知症サポーター養成講座」の受講を推進してまいりましたが、このたび「認知症サポーター(*1)」となった社員数がグループ全体で5,000名を超えましたので、お知らせいたします。

  • (*1) 厚生労働省が2005年から開始した制度。認知症について正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の方やご家族に対してできる範囲で手助けをする人のことで、サポーター数は全国約1,036万人となっています(2018年6月末現在)。

1.「認知症サポーター」 5,000人達成について

政府統計(*2)によると、2025年には高齢者の5人に1人が認知症患者であるといわれており、認知症の方やそのご家族が安心して暮らすことのできる社会の実現が急務です。  当社では、CSR主要テーマのひとつ「人を支える」の一環として、認知症への正しい理解とお客様対応の向上を目指し、2011年度から全国の拠点で約170回の「認知症サポーター養成講座」を開催してきました。その結果、9月21日の世界アルツハイマーデーに社員の「認知症サポーター」数が5,000名を超えました。
(2018年9月21日現在で、5,102名。)

  • (*2) 厚労省:「認知症施策推進総合戦略の概要」資料より

2.その他の取り組みについて

認知症の方やそのご家族が安心して暮らすことのできる社会の実現に向けて、以下の取り組みや商品開発を行っています。

① 認知症の方およびそのご家族のための専用保険の開発・発売
東京海上日動火災保険株式会社では、2018年10月16日より、業界初となる認知症の方およびそのご家族のための専用保険、「認知症あんしんプラン(*3)」の発売を開始します。
40歳以上で、医師から認知症の診断を受けた方、また認知機能や記憶機能の低下により、「道に迷って家に帰ってこられなくなることがある」等の状態がみられる方を対象としており、行方不明時の捜索費用の他、個人賠償責任、被害者死亡時の見舞費用、交通事故等によるケガ等の補償を提供します。
② 当社ビルのライトアップ
9月21日の「世界アルツハイマーデー(*4)」に合わせて、当社の三番町ビルを、認知症支援のイメージカラーであるオレンジ色にライトアップしました。
  • (*4) 世界アルツハイマー病協会と世界保健機構が共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みを行っています。
③ RUN伴(らんとも)応援イベント 認知症啓発ウォーキングの開催
東京海上日動あんしん生命株式会社(以下、「東京海上日動あんしん生命」)と、東京海上日動ベターライフサービス株式会社(以下、「BLS」)は合同で、「RUN伴応援イベント 認知症啓発ウォーキング」を2018年10月20日に開催します。
RUN伴とは、認知症の人と一緒に誰もが暮らしやすい地域づくりを目指し、認知症の方とそのご家族、地域住民、関係者等が一緒にタスキをつなぎ、日本全国を横断するイベントです。
東京海上日動あんしん生命とBLSは、RUM伴の企画・趣旨に賛同するとともに、認知症に対する社内外の理解を深めることを目的に、本ウォーキングを開催いたします。

東京海上グループは、今後も認知症の方やそのご家族の皆様をはじめとする誰もが安心・安全で健やかに暮らせる未来の創造に向けた取り組みを推進してまいります。

世界アルツハイマーデーに実施した認知症サポーター養成講座の様子

東京海上日動 三番町ビル(東京都千代田区三番町)