前中期経営計画「To Be a Good Company 2017」の振り返り
前中期経営計画「To Be a Good Company 2017」では、「持続的な利益成長」、「資本効率の向上」、「株主リターンの充実」の3本柱に取り組んできました。各事業における着実な内部成長、TMHCCの買収、グループシナジーの発揮を通じて、持続的な利益成長を実現し、また、継続的な政策株式の売却など、リスクポートフォリオ改善策に取り組むとともに、機動的な自己株式取得などを通じて、資本の質を高めてきました。
その結果、自然災害や為替等の一過性の要因を除いた実力ベースでは、2017年度の修正純利益は3,970億円、修正ROE は10.0%と、計画として見込んだ水準(修正純利益 4,000億円程度、修正ROE 9% 台後半)を達成することができました。
2017年度の配当は20円増配の160円と、6期連続の増配となります。自己株式取得については、2017年度、1,500億円の実施を決定しました。前中期経営計画期間の3年間の合計額は2,000億円に上ります。

以上の通り、グループの「稼ぐ力」が高まり、持続的な企業価値の向上に繋がる3年間であったと総括しています。
また、配当を再投資した場合のキャピタルリターンであるトータル・シェアホルダー・リターン(TSR)を見ると、ホールディングス設立以降2018年3月末までの期間において3.1倍となり、TOPIXを大きくアウトパフォームして推移しています。
長期的に見ても、株主価値は着実に増加しています。
