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“Good Company”の実現に向けた、
東京海上グループのアクションをご紹介します。

Action

2020/6/25 up

Vol.14
「しなやかでたくましい会社」の実現に向けて
東京海上グループの女性活躍推進の取り組み

Tokio Marine Group Women's Career College (TWCC) の創設
東京海上グループでは、多様な価値観を持った社員が性別・年齢・国籍・障がいの有無に関わらず能力を最大限発揮し、お客様に選ばれ続け、持続的に成長するために、「ダイバーシティ & インクルージョン」を推進しています。(ダイバーシティは「多様性」、インクルージョンは「受容」を意味します。)その中でも、女性活躍推進については、女性の働く環境の変化をふまえ、従来から積極的に環境づくりや人材育成に取り組んできました。そして2019年9月、新たな取り組みとして、女性社員を対象とした東京海上グループ内キャリアカレッジ「Tokio Marine Group Women's Career College (TWCC)」を創設しました。女性社員が自発的にキャリアを構築し、より一層いきいきと活躍することを目指しており、発意をもって自己開発に取り組める学びと経験の場の提供をコンセプトとしています。外部講師を招きリーダーシップ論、デザイン思考、デジタルトランスフォーメーションなどを学ぶ、半年間計6回のプログラムです。
目指す働き方やキャリアを模索しながら、それぞれの答えを見つけてほしい
TWCCを運営する、東京海上ホールディングス人事部の担当者は、本プログラムへの思いを次のように語りました。「女性社員の働き方の選択肢が増え、一人ひとりの視野が広がりつつある中で、自発的なキャリア構築に不安や悩みを抱える女性社員に対して仲間と切磋琢磨しながら学び合う場を提供したい。そして国内グループ会社から参加する多様なバックグラウンドや経験、考え方をもつ女性社員が互いの価値観を尊重し、刺激し合いながら共に成長するネットワークを構築してほしい。そんな思いから、グループ横断の女性社員向けキャリア構築プログラムを創設しました。」
2019年度はTWCC第一期生として、国内グループ19社から女性社員72名が受講しました。TWCCは「研修」とは異なり業務対象外となるため講義は土曜日に開催、また参加費用は自己負担ですが、それでも日本全国から定員の倍以上の応募があり、参加者は抽選により選ばれました。幅広い年代の、多様なバックグラウンドを持つ方が参加しています。
参加の動機も様々です。「成長したい」「何かを変えたい」「自らのキャリアを見つめなおしたい」「多様な考え方を知り視野を広げたい」「自分の価値観や目標を明確にしたい」「働く女性の仲間を作りたい」など、それぞれの思いを持って集まりました。
受講者同士が意見を交えながら互いに刺激し合い、気付きを得る
各回のプログラムでは、まずは講義を受け、その後に6人ずつのグループに分かれ、講義に関連したテーマを深掘りして議論することで、より理解を深めていきます。例えばリーダーシップ論を学ぶ回では、「自分が大切にする価値観は何か」「自分らしいリーダーシップとは」などについて各々が自らとじっくり向き合い、「それぞれの価値観を大切にしながら、互いに学び合う関係性を構築したい」「皆が主体的に行動できるような、周囲を活かすリーダーシップを発揮したい」など、熱い議論が繰り広げられました。
グループは講義ごとに毎回変わり、普段は接する機会がない受講者同士での交流・意見交換ができるよう工夫されました。受講者からは「グループ内の向上心が高い女性社員とともに学ぶことができ、自身のモチベーション向上につながっている」「ディスカッションの中で、具体的な取り組み方法やアプローチ法など、日々の業務にも活かせるヒントをたくさんもらえている」などの声があり、会社も職種も年代も異なる女性社員同士が意見を交えながら互いに刺激し合い、回を追うごとに交流も深まりました。
そして全体のプログラムを通じて、自分自身の価値観・強みを知ること、的確な伝え方など様々な観点から学びや考えを深め、新しい知識を身につけることで視野を広げていきました。
新たな可能性に気付き、自発的な意識改革を促す
全6回のプログラムを終え、受講者からは次のような声が寄せられました。
「きっと自分が言っても変わらないだろうと場の空気を読んだり、我慢したりしてしまうことが増えたように感じていた中で、講義のお話を受け、熱意を持って発信する気持ちを再び取り戻すことができた。自分も会社を変える、成長させる一員という自覚を持って日々の業務に主体的に向き合っていきたい。」
「働く楽しさややりがいについて深く考えたことで、自分の価値観やブレない軸を意識できるようになり、私らしいやり方で進んでいこうと前向きな気持ちが芽生えた。」
「会社方針、組織運営など、より広く高い視点での行動や発言を意識するようになり、管理職を目指すというぼんやりした目標が、明確な決意に変わった。」
「自分自身も多様性の一部だと認識することで、周囲との関わり方の意識が変わった。自分の意見だけでなく、相手の意見にはどのような思いや考えがあるのかに目を向ける意識が持てるようになった。」
TWCCの受講を通じて、それぞれが自分の新たな可能性に気付き、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなったようです。
自らの「発意」が、当社グループ全体の活性化に繋がっていく
これからも、TWCCには多様な女性社員が自らの発意で集い、互いに刺激しあいながら自身の「なりたい姿」に向けて主体的に考え・行動する力を身につけていきます。自ら「学びたい」とTWCCに参加する受講生の発意と熱意は、必ず当社グループの組織の活性化に繋がっていくものと考えます。今後受講生たちがTWCCで学んだことをグループ内に発信していくことで「発意の連鎖」を生み、それを社員一人ひとりの更なる成長に繋げていくことで、グループ全体で成長し続ける“Good Company”を目指していきます。