東京海上ホールディングス株式会社(取締役社長グループCEO 永野 毅、以下「当社」)は、当社の子会社であるトウキョウ・マリン・アジア社(以下「TMAsia社」)を通じて49.0%出資しているベトナムの損害保険会社であるバオベト・トキオ・マリン社(以下「BVTM社」)への出資比率を51.0%に引き上げることにつき正式合意しましたのでお知らせします。
東京海上グループは、1996年に現地最大の保険グループであるバオベト・ホールディングス(以下「BVHD社」)と、外資企業として初の合弁保険会社を設立し、その後20年にわたってベトナムにおける損害保険事業を展開しています。
2016年5月、経済成長と保険ニーズの拡大が見込まれる同地域において、東京海上ブランドの更なる浸透と、損害保険事業の展開の加速を目的に、BVHD社からBVTM社の出資分2.0%を取得し、出資比率を51.0%に引き上げることにつき正式合意しました。今後速やかに手続きを進め、2016年6月までに買取りを完了する見込みです。
2.ベトナムの損害保険市場について
ベトナムは安定した経済成長と、保険ニーズの高まりによって、近年東南アジアの中でも高い成長率を実現しており、2015年度は約1,700億円(現地保険当局調べ)の損害保険マーケットとなっています。9,000万人超の豊富な人口と、若年層人口割合の高さと相俟って、引き続き東南アジアで高い成長が期待されています。
3.BVTM社の概要について(2015年12月31日現在)
正式名称 | Bao Viet Tokio Marine Insurance Company Limited |
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本店所在地 | Hoan Kiem District, Hanoi, Vietnam |
主な事業内容 | 損害保険事業 |
設立年 | 1996年 |
資本金 | 300,000,000,000 ベトナム・ドン(約16億円) |
本支店数 | 本店(ハノイ)、ホーチミン支店および2事務所 |
収入保険料 (業界順位・シェア) |
3,519億 ベトナム・ドン (約19億円) (18位、約1.5%) |
従業員数 | 99名 |
出資構成 | TMAsia49.0%、BVHD 51.0% |