東京海上ホールディングス株式会社

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IR説明会資料

 

2008年度決算IR電話会議
質疑応答要旨

以下は、2009年5月20日に開催された機関投資家・証券アナリスト向け2008年度決算IR電話会議の質疑応答の要旨です。


Q1. 2009年度の会社予想は、東京海上日動単体は経常利益が1200億円となっており、連結ベースでは1,250億となっている。何故、今年は連結と東京海上日動単体の差が小さいのか?
A1. 先ずは、東京海上日動に関しましても、売却益が出ますとパーチェス差額は出て参ります。それ自体の考え方が変わったと言うことは無く、今年度も一定程度見込んでおります。
今年度の予想につきましてはフィナンシャル生命におきまして100億円程度の経常赤字を見込んでおりこの影響があります。他には、東京海上フィナンシャルソリューションズ証券につきまして2008年度に大きな赤字を出しておりますが、2009年度におきましても50億円程度の赤字を見込んでいます。海外保険子会社についてはプラスに働いていますが、フィナンシャル生命、フィナンシャルソリューションズ証券、パーチェス差額を見込んでいるため、東京海上日動の見込みからマイナスのインパクトがあり、それに海外保険子会社の増加要因が加わっています。
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Q1.更問(1) パーチェス差額は額として幾らか?
A1.更問(1) 180億円前後です。
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Q1.更問(2) 主な、海外子会社の仮定は?Kilnとフィラデルフィアだけでも良いので教えて欲しい。どれ位で見込んでいるのか?
A1.更問(2) 経常利益ベースではフィラデルフィアは、のれん償却前で220億円、のれん償却後で100億円程度。Kilnについては、同じく45億円と15億円となっています。
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Q2. 直接数字とは関係無いが、米国のフィラデルフィアの業績について、御社が買収された後のフィラデルフィアのファンダメンタルズがどういう風に変わっているのか教えて欲しい。 例えば、保険料収入の動きや保険契約件数等、何かアンダーライティングの状況が分かるような指標・数字等があれば、買収後、足下までどういう風に数字が動いているのか教えて欲しい。
A2. フィラデルフィア社の買収後のファンダメンタルは一言で言うと買収前と変わらず依然好調に推移しています。
09年1月から4月までの間で保険料については引き続き2桁に近い伸び、増収率を示しています。これは07年08年とアメリカの業界全体でマイナスが続いた中では高い水準であると考えております。
コンバインドレシオについても90%を切る水準で推移しています。買収前の好調な業績は引き続き続いております。以上の通り、ファンダメンタルズは買収前と買収後の4ヶ月殆ど変わらず推移しています。
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Q2.更問 アメリカで大手の会社が破綻してシェアが変わっているという話をよく聞くが、フィラデルフィア社が好調に推移している背景は、何か業界の問題なのか?御社とフィラデルフィア社のシナジーが既に出てきているということなのか。二つはどちらで見ておけば良いか。
A2.更問 基本的にはフィラデルフィア社が持っていたマーケティング、営業面といった潜在的な強さが一番大きいと考えています。
この会社は我々が買収する前、金融危機が起きる前から10%、15%の年率の伸びを果たしてきた会社であり、それが続いているということが一番大きな理由です。
加えまして、アメリカの大手の保険会社の一部が、今回の金融危機で経営危機に陥っていて、保険契約者やブローカーの間から財務体質の健全さで保険会社を選ぶ傾向、質への逃避あるいはFlight to Qualityとよく言われていますが、そういった傾向が営業成績を後押ししているという面もありますが、基本的にはフィラデルフィア社が持っているコアの営業面の強さ。これが今の好調な営業成績に結びついていると考えています。
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Q3. 東京海上日動の単体のソルベンシーマージン比率は、3月末で約700%となっており、水準については全く問題ないと理解しているが、一頃と比べるとだいぶ下がってきていると言う印象がある。今後、ソルベンシーマージン比率の見直しが進んで、多少評価が厳しくなると聞いているが、700%と言う水準をどう見ているのか? 現状の考え方を教えて欲しい。
A3. 昨年の12月に発表させて頂きました、現在の中期経営計画の中でERM即ちリスクベースの経営に大きく踏み出そうとしております。その中で、ソルベンシーマージン比率の改定なども視野に入れて検討致しております。
今回は未曾有のことがあったわけであり、700%を切るような状態に期末でなったわけですが、直ちにこれで、何か状況として動かなくてはいけないとは感じていません。
当然のことでありますが、今、検討が進んでおります、例えば、株式のリスクウエイトの見直しとか、そういったところが全体の資本政策、あるいはリスクの体系にどういう影響があるかということをきちんと見定めたいと考えています。
これは単に資本だけの問題というよりは、如何にしてリスクを効率的にとっていくかという、リスクサイドの話にもなると考えておりますので、両面から総合的に考えながら、勿論ソルベンシーマージン比率も高い健全な水準で維持をしようと考えています。
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Q4. 東京海上日動単体の自動車保険と傷害保険の発生損害を通期でみると、減少、改善をしていると思うが、第3四半期の累計の段階だと、発生損害率は両種目とも悪化傾向になっていたが、これが通期でみると改善した背景を教えて欲しい。 恐らく、期末の統計的IBNRが前の期は、期末にかなり繰り入れになっていたその反動と思うが、そのロスのトレンドについて見方を教えて欲しい。
A4. ご指摘の通り、昨年度の期末にロスのトレンドを見つつ統計的IBNRの積み立てを拡充しました。期末対比で見ますと当年度の発生保険金が減少しています。第3四半期に比べて減少傾向になったのはその点でございます。
新規で発生している事故については横ばいか、やや減少傾向のトレンドである事も付け加えさせていただきます。
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Q5. フィナンシャル生命の新契約EVが今回マイナスになっており、保有契約価値が前年度539億円あったのが、ここもマイナス側に保有契約価値がなっている。 今後の変額保険に関してどのような商品や引き受けの方針で臨まれるのかという点について教えて欲しい。
A5. フィナンシャル生命につきましてはおっしゃる通り、直近の非常に厳しい運用環境の影響によりまして、新契約EV、保有契約価値ともにかなり毀損しています。しかし、依然として変額年金のマーケットはわが国の中で有望なマーケットの一つと認識していますので、現時点で大きな方針転向はいたしません。
現時点では、マーケットの需要も大きくありませんし、無理をしたような商品戦略をとることも現実的ではないので、マーケットの状況、運用環境の状況を見定めながら、当面はあまり大きなアクティビティをとらないような形で展開して、その次のブームに備えていくことを考えています。
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