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子どもたちの未来をひらくキャリア教育

東京海上グループでは、CSR主要テーマのひとつに「人を支える」を掲げています。その具体的な取り組みとして、青少年育成や高齢者・障がい者・アスリートの支援等の地域・社会貢献活動を継続してきました。次代を担う子どもたちに対しては、地球環境や安心・安全に関して考えるきっかけを提供したいという思いから、出前授業などに積極的に取り組んでいます。

Q東京海上グループの出前授業の具体的な内容を教えてください。

東京海上日動火災保険
経営企画部
高津戸 さおり

2005年から継続している「みどりの授業~マングローブ物語~」は、マングローブ植林を題材に「地球温暖化防止・生物多様性」をテーマとした授業を行っています。
また、東日本大震災で得た教訓を踏まえてスタートした「ぼうさい授業」は、子どもたちに防災の知識を伝え、次の災害に備えるための手助けをしたいという思いが込められています。
そして2016年7月から、子どもたちが仕事や経営について学ぶ機会のひとつとして「リスクと未来を考える授業」を開始しています。

Q「リスクと未来を考える授業」が誕生した背景を教えてください。

近年、キャリア教育の重要性が強く認識されています。そしてその推進にあたっては、専門性を持った企業の人材が教育現場に貢献することへの期待が高まっています。
そこで私たちは、保険会社の特性を活かして「リスクを想定し、将来に備えること」の大切さを学ぶプログラムを検討してきました。具体的には、東京海上日動リスクコンサルティングが、文部科学省から実証研究の委託を受け、千葉大学教育学部の藤川大祐教授や多摩市立東愛宕中学校の千葉正法校長をはじめ中学校・高校の先生方やNPO等キャリア教育の有識者から専門的なアドバイスをいただきながら、東京海上日動と協働して開発を進めました。

Q「リスクと未来を考える授業」はどのようなプログラムなのでしょうか。

カードゲームとワークショップを組み合わせているのが大きな特長です。
生徒たちはグループに分かれ、街のパン屋さんの経営者として売上を競います。各グループには決められた予算が与えられ、新商品開発・店内の改装・保険の加入等のアプローチとそれにかかる費用が書かれた「作戦カード」から作戦を選択します。選んだ作戦によって、お店の利便性や魅力が高まり、売上に影響を与えます。
さらにゲーム内では、店長が病気になったり、食中毒が発生してしまう等、予期せぬトラブルがお店に起こります。そのとき備えをしているかどうかも、売上に大きな影響を及ぼします。
こうして、お店を成長させながらリスクを回避する重要性を学び、保険の大切さをゲーム感覚で体験できる授業となっています。

Q開発にあたって、工夫したことはありますか。

経営というテーマは子どもたちになじみが薄いものですが、パン屋さんを題材とすることで、身近に感じてもらえるようにしました。開発の際には、実際のパン屋さんにお話を伺いに行き、経営の知恵や苦労をお聞かせいただいて、ゲームの内容に反映しています。「作戦カード」に書かれた作戦の費用も現実に近い数値にするなど、リアリティを追求しました。
また、授業の間、各グループの売上の変動をグラフ化して投影しています。作戦やトラブルによって売上が変動するたびに、子どもたちが声を上げて喜んだり悔しがったりするので、授業に対する興味を引くことができていると感じます。

Q授業に参加したクラスからはどんな感想が上がっていますか。

子どもたちからは「目先の利益だけでなく、長く続けることで得られる利益も大切だと思った」「『機会を活かすこと』と『備えること』の両立が重要」などの感想が上がっており、私たちが授業に込めたテーマが伝わっているという実感があります。
また、先生方からは「学校の外部の大人と接して、よりリアリティのある形で社会や仕事の一面を知ることができる授業は意義深い」といった声をいただいています。

Q今後「リスクと未来を考える授業」をどのように展開していきたいですか。

この授業を通じて、子どもたちが課題の発見や解決に主体的・協働的に取り組める学びの場を提供していければと考えています。また、何かに挑戦して成長する楽しさや、仲間と夢や目標を共有し達成することの喜びを感じる瞬間があれば、とてもうれしく思います。
2017年度からは、学校等と連携しながら全国にプログラムを展開していきます。たくさんの子どもたちに授業を体験してもらえることを楽しみにしています。

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