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「お店の事故防止」をサポート

東京海上日動では損害保険の事業活動を通じて、日々さまざまな事故に接し、その状況や原因を確認・分析しています。そのノウハウを活かし、店舗や施設における「事故の防止サービス(ロスプリサービス)」を提供。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店や外食店を中心に、これまでに150社、800店舗以上のお客様にご利用いただいています。

東京海上日動火災保険 北海道損害サービス部 火災新種損害サービス課 担当課長 則武 亨(写真右)
札幌支店 営業第二課 課長代理 山川 謙一(写真左)

Qロスプリサービスとは、どのようなものなのでしょうか。

山川:このサービスでは、私のような各地の営業担当者と、則武のような損害担当者、そして本店損害サービス部のロスプリ専門チーム、本社部門(損害サービス業務部)の四者が部門を超えて、それぞれの強みをいかして連携しているのが特長です。

則武:私たちは業務を通じてたくさんの事故事例に接しています。保険会社ならではの高い専門性による分析や、事故防止のノウハウをいかして、起こり得る事故を想定し、具体的な事故防止策をご提案するサ—ビスです。このサービスを通して、地域の安全・安心な暮らしに貢献していきたいと考えています。

Q具体的な取り組み事例を教えてください。

山川:例えば、私たちのお客様であると同時に販売代理店でもあるコープさっぽろ様で、実際にサービスをご活用いただきました。
コープさっぽろ様は、全道で150万人の組合員さんがいらっしゃる、店舗事業を主体とした生協です。これまでも店舗の安全対策を行ってこられ、全体的に安全意識も高かったのですが、さらにお客様に安心してご利用いただくために、外部の知見を必要とされていらっしゃいました。また事故の防止サービスは、組合員さんの安心・安全に重きを置かれる生協の理念にも適していると考え、ご提案をさせていただきました。
ロスプリサービスではまず最初に、過去に店舗で起きた事故の情報をご提供いただいて「事故分析」を行い、事故の傾向を確認します。そしてそのあと「現場調査」を行います。コープさっぽろ様では6店舗にお伺いしたのですが、前述の四者が揃って現場に出向き、店舗内外の設備や従業員の皆様の動きを拝見して、事故につながりそうなリスクの有無を調査しました。そして、事故分析や現場調査の結果を踏まえ、東京海上日動の持つ知見も織り交ぜて、本店損害サービス部のロスプリチームが中心となって報告書を作成しました。

則武:私は普段の業務の経験から、北海道で起きやすい事故の事例などを提供しました。例えば、北海道では冬に雪が多いため、転倒事故が増える傾向にあります。しかし、店舗の入口でマットの敷き方を工夫するだけでもこうした事故は減らすことができるようになります。また駐車場の輪止めや保護バー、買い物かご、店内で危険を知らせる掲示物なども、設置の仕方を工夫すれば事故の抑制につながります。こうした現場ならではの視点に、ロスプリ専門チームや損害サービス業務部が全国の調査・分析で培った経験や、人間工学の観点なども加え、報告書をまとめました。

Qコープさっぽろ様からの反響はいかがでしたか。

山川:109店の店長が集まる会議の場で、具体的な事故の防止策(事前の安心)と、それでも万が一事故が発生した場合の初期対応(事後の安心)をご提案したのですが、防止策については極力費用をかけずにできる対策をお伝えできたので、喜んでいただけました。

則武:店長会議の場ではアンケートにお答えいただいたのですが、各店長からたくさんの反響があったのが印象的でした。特に、事故が起きた場合の初動対応については、非常に高い関心をお寄せいただきました。こうした取り組みでは問題点を指摘するだけに留まらず、事情を理解しつつ「自分たちでもやってみよう」と思っていただけること、実践によって本業に与える悪影響を減らせるということを実感していただくのが重要だと考えています。

Q実際に取り組んでみて、感じたことや得られたものはありますか。

則武:普段の業務は事故が起こってからの対応が中心でしたが、今回実際に店舗に伺ったことで、さまざまなリスクを実感を持って理解でき、普段から事故防止の観点でお客様にお話しできるようになりました。

山川:四者がチームを組み協働することで、自身だけではできないことができるようになるという実感がありました。東京海上日動のソリューションをお届けすることで信頼につながり、いざというときにお役に立てる存在として関係を強化できたと思います。

Q今回の経験を、今後どのようにいかしていこうと考えていますか。

山川:コープさっぽろ様では、今回の診断結果をもとに継続的な改善に取り組もうとされていらっしゃいますので、そのサポートができればと考えています。加えて、宅配事業用に約800台のトラックを利用されているため、今後は自動車に関わるリスク分析も行うなど、さらなる安心・安全に向けてともに取り組んでいきたいと思います。

則武:ひとたびお客様のもとで事故が起きれば、事故そのものの補償はもちろん、お客様の本業にもさまざまな影響が及びます。事故を未然に防ぐために行動すること、常日頃からお客様の業種を理解し関係を深めておくことも、私たち保険会社の役割の一つだと強く感じています。

続いて、本店損害ロスプリチームの高橋佑介さんに、ロスプリサービスの意義や実際の取り組みについて話を聞きました。

東京海上日動調査サービス
企画業務部 物流ロスプリグループ 技術主任
高橋 佑介

Qコープさっぽろ様の事例では、どのような関わり方をされたのでしょうか。

営業担当の山川、損害担当の則武とともに、コープさっぽろ様の6店舗を視察し、主に店内での転倒・衝突リスク、駐車場内での車両衝突リスク実態を確認の上、報告書を取りまとめました。報告書では視察時に感じた各リスク内容に対し改善策をご提案しています。当方からの提案内容に終始するのではなく、各店舗での好取組事例をご紹介し、お客様に関心を高めていただけるようにしました。例えば、転倒リスクの高い出入口付近においては、長いマットを設置する方法や、床に滑止めテープを貼り付け、来店される組合員様の安全を確保されていた事例などをご紹介しました。

Qロスプリサービスを実施することで、どのようなメリットを提供できると考えていますか。

保険会社として、お客様や地域社会の「いざ」というときにお役に立つことはもちろんのこと、ロスプリサービスのご提供を通じ、日頃から安心・安全をお届けすることができます。東京海上日動のロスプリサービスは営損一体で対応しており、お客様の事故内容を詳しく把握している営業担当者と損害担当者が関与し、お客様のリスク実態に合った防止策の提供ができています。

Qロスプリサービスで得た経験を、今後どのように活かしていきたいですか。

業務を通じて、社会に潜むリスクに対する私自身の感受性が高くなったと思います。また、日頃の業務で問題が生じた時も、再発防止策をより多角的に考えるようになりました。 今後も、お客様に支持される事故防止の提案を通じ、お客様や地域社会の安心・安全な事業活動に貢献できるよう、日々研鑽していきたいと思います。

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